「自分の髪質が知りたい!どうやって見極めるの?」
「自分の髪質に合ったスタイルやケアの方法は?」
このように思ったことがある方は多いのではないでしょうか。
髪にはさまざまなタイプがあります。硬い髪や柔らかい髪、直毛やくせ毛など、さまざまです。髪質によって抱える悩みも変わってきます。
健康的な美しい髪になるには、自分の髪質を見極めることが重要です。しかし、意外と自分の髪質についてきちんと把握している方は少ないかもしれません。
そこで本記事では、以下の内容について分かりやすく解説します。
- 髪質の種類とそれぞれの特徴
- 自分の髪質を見極める簡単な方法
自分の髪質を知って美しい髪を保ちたい方は、ぜひ最後までお読みください。
Contents
髪質が決まる要素とは?

自分の髪質を診断する前に、まずは髪質がどのような要素で決まるのか、その基本を知っておきましょう。
髪質は、主に次の2つの要素で決まります。
- 髪の硬さ(硬いか・柔らかいか)
- くせがあるかないか
髪の硬さやくせは、髪の外側にあるキューティクルと髪内部にあるたんぱく質・脂質・水分の量によって変わります。
髪質は生まれつきのものであるため、完全に変えることは難しいです。しかし、自分の髪質に合った正しいケアをすることで、髪質の短所をカバーできます。
また、年齢とともに髪質が変わることもあります。
今の自分の髪質を知り、それに合ったヘアケアやヘアスタイルを行うことで、美しい髪を保ち続けられるでしょう。
髪質の種類と特徴

髪質には、主に次の4つの種類があります。
- 硬い髪
- 柔らかい髪
- 直毛
- くせ毛
それぞれの髪質の特徴について詳しく見ていきましょう。
硬い髪
硬い髪は、髪が太くて1本1本しっかりしているのが特徴です。さらに、以下のような特徴があります。
特徴
- キューティクルがしっかりしている
- 髪の内部にたんぱく質が豊富に含まれている
- 弾力がありボリュームが出やすい
メリット
- ハリ・ツヤ・コシがある
- 丈夫で健康的な髪質
デメリット
- まとまりづらい
- パーマがかかりにくい
- 重たい印象になりがち
硬い髪の人は髪の量を調整し、軽さを出すためにレイヤーカットを取り入れることで、まとまりづらさを和らげられます。
柔らかい髪
柔らかい髪の特徴は、髪が細くて手触りが柔らかいことです。ほかにも、以下のような特徴があります。
特徴
- キューティクルが薄い
- 髪内部のたんぱく質の密度が低い
- メラニン色素が少ないため、髪が光に当たると茶色っぽく見える
メリット
- カラーリングで柔らかい色が出やすい
- ふんわりした髪で扱いやすい
- 可愛らしい印象を与えられる
デメリット
- ボリュームが出にくく、ぺたんこになりやすい
- ヘアセットが長時間持続せず崩れやすい
- 外部からの刺激を受けやすく、枝毛や切れ毛になりやすい
柔らかい髪の人は、ヘアセットの工夫が大切です。
トップの根元にカーラーを巻いたり、ドライヤーで髪の根元を起こしてふんわりさせたりすると、ボリュームを出しやすくなります。
直毛
直毛は、髪がまっすぐに生えていることが特徴です。
毛根に歪みがなく、髪の断面がきれいな丸い形をしているため、真っ直ぐに生えてきます。日本人の約90%が直毛だと言われています。
直毛のメリットやデメリットは以下のとおりです。
メリット
- まっすぐな髪質なのでツヤが美しく出る
- キューティクルの層が整っているため、外部からのダメージを受けにくい
デメリット
- クールで重めな印象に見られがち
- ヘアセットしてもすぐに元に戻ってしまう
- パーマがかかりにくい
- 髪のボリューム感や動きを出しにくい
直毛の人がヘアセットする際は、いくつかの工夫が必要です。状態の良すぎる直毛は、スタイリングが難しいことがあります。
スタイリングする前日はコンディショナーやトリートメントの使用を控えめにすると、スタイリングしやすくなります。
くせ毛
くせ毛の特徴は、髪が曲がって生えてくることです。
直毛とは異なり、くせ毛の毛根は歪んでいるため、髪が真っすぐ生えずに曲がってしまいます。
また、くせ毛の髪の断面にも歪みがあり、くせの部分によって歪み方が異なっています。たとえば、髪の毛自体がカールしていたり、大きなうねりを描いていたりします。
一方で、湿気の多い日にだけ現れる、ゆるやかなくせ毛もあります。
くせ毛のメリットやデメリットは以下のとおりです。
メリット
- アレンジ次第でウェーブを活かしたスタイルを楽しめる
- くせの形状によっては、パーマ風にアレンジできるなど、自然なウェーブを活かしたスタイルを楽しめる
デメリット
- 思ったようにセットしづらいことが多い
- 外部からの刺激を受けやすく、キューティクルが剝がれやすい
くせ毛をセットする際は、髪の根元からしっかり濡らして乾かすことが重要です。くせ毛と寝ぐせが合わさるのを防ぎ、スタイリングがしやすくなります。
自分の髪質を簡単に診断する方法

自分の髪質を診断する方法を、以下の2つに分けてご紹介します。
- 硬いor柔らかいの診断方法
- 直毛orくせ毛の診断方法
自分の髪を実際に触って、髪質を確認してみましょう。
①硬いor柔らかいの診断方法
自分の髪が硬いタイプなのか、柔らかいタイプなのかを見分けるには、まず髪を1本取ります。そして、その髪を指にぐるぐる巻きつけてみましょう。
次に、髪を巻きつけた手を離してみてください。もし、手を離した瞬間に、髪がすぐに元の状態に戻ってしまうようであれば、硬い髪質です。
逆に、手を離したあとも髪が10秒程度巻きついたままの状態を保っていたり、ゆるいカールが残っていたりするようであれば、柔らかい髪質だといえます。
②直毛orくせ毛の診断方法
自分の髪が直毛なのかくせ毛なのかを見分けるには、次のような方法で診断できます。
まず、髪を1本選びます。このとき、紫外線などの外部刺激を受けていない内側の髪を選ぶのがポイントです。
選んだ髪を、根元の近くでハサミで切ります。髪を引っ張るとうねってしまうので、引っ張らないように気をつけて切ることが大切です。
▼見た目をチェックする(直毛orくせ毛)
切った髪を、白い紙の上に置いて見た目を観察しましょう。紙の上に置いた髪にうねりが一切なく、ピンと真っすぐに伸びているようであれば、直毛の可能性が高いです。
逆に、大きなうねりやねじれが確認できる場合は、くせ毛だといえます。
▼髪の感触を確認する
切った髪を指で触って髪の感触を確認しましょう。
髪が滑らかでまっすぐな感触があるようであれば、直毛の可能性が高いです。
逆に、髪が波打つ・カールしている・ざらついた感触があるようであれば、くせ毛の可能性があります。
どんな髪質でも欠かせないのはヘアケア

さまざまな髪質について紹介しましたが、どのような髪質の人でも髪の健康を保つために適切なヘアケアを行うことが大切です。
髪質に合ったヘアケア方法は異なりますが、たとえば以下のようなヘアケアが効果的です。
▼硬い髪
保湿をしっかり行うことが重要です。保湿することで髪にうるおいを与え、柔らかさを保ちやすくなります。洗浄力の高いシャンプーではなく、保湿力の高いシャンプーを使うのがおすすめです。
▼柔らかい髪
シャンプーやヘッドスパなどで、余分な皮脂や毛穴の汚れをしっかり取り除くと、ボリュームを出しやすくなります。
▼くせ毛
外部からのダメージを受けやすいので、トリートメントやヘアオイルなどで髪の保湿をし、乾燥によるダメージを防ぐことが大切です。
▼直毛
髪が重くならないように、軽いタイプのシャンプーとコンディショナーを使用するのがおすすめです。
自分の髪質を知って上手にケアしよう

本記事では、髪質の種類と特徴、そして自分の髪質を見極める簡単な方法について解説しました。
髪質にはさまざまな種類がありますが、自分の髪質を知り、髪質に合ったヘアケアやスタイル方法を見つけることが大切です。
日々のヘアケアとスタイリングの工夫次第で、悩みをカバーしたり扱いやすくできます。また、自分のなりたいイメージに近づけることもできるでしょう。
ぜひ本記事で紹介した方法を使って、自分の髪質をチェックしてみてくださいね。自分の髪質を理解して、より健康で美しい髪を目指しましょう。