外出時、多くの人が気にする紫外線。
肌への対策はしっかりしている方が多いと思いますが、「髪のUVケアは意識できていないかも…」という方も多いのではないでしょうか。
実は、紫外線は髪にも大きなダメージを与えています。
さらに重要なのは、髪や頭皮は無防備になりやすく、顔よりも紫外線のダメージを受けやすいことです。
そこで本記事では、以下の内容について分かりやすく解説します。
- 紫外線が髪に与える影響
- 髪を紫外線から守る方法
- 紫外線を浴びたあとの髪のケア方法
本記事を読むことで、髪を紫外線から守る重要性や具体的なケア方法が分かり、簡単に紫外線対策ができるようになるでしょう。
健康で美しい髪を保ちたい方は、ぜひ最後までお読みください。
Contents
紫外線が髪に与える影響とは?
髪が紫外線にさらされると、肌と同じようにダメージを受けてしまいます。
具体的には、紫外線を浴びると、髪の表面にあるキューティクルが剥がれ、栄養や水分が失われます。
その結果、以下のようなさまざまなヘアトラブルが発生する可能性があります。
<紫外線で引き起こされるヘアトラブル>
- パサつきやごわつき
- 枝毛や切れ毛が増える
- 髪のツヤがなくなる
- ヘアカラーが落ちやすくなる
- パーマが取れやすくなる
- 白髪や薄毛などの髪の老化
つまり、紫外線から髪を守ることは、健康で美しい髪を保つために欠かせません。肌の紫外線対策をしている方は多いですが、髪の紫外線対策をしている方は意外と少ないかもしれません。
しかし、髪も紫外線のダメージを受け続けると、どんどん悪化してしまいます。だからこそ、早めの対策が重要です。
次の章からは、今日からすぐに始められる簡単な髪の紫外線対策をご紹介します。
◎キューティクルとは?
髪の表面を覆っている保護膜のようなもの。
キューティクルは髪の内部を外からの刺激から守る役割を持ち、髪のツヤや手触りにも大きく影響します。
キューティクルが整っていると、髪はサラサラでツヤツヤになりますが、傷ついたり開いたりすると、パサつきや枝毛・切れ毛の原因になります。
紫外線による髪のダメージを防ぐ方法

日焼けによるダメージから髪を守るには、どのような対策があるのでしょうか。
具体的には、次の3つの方法があります。
紫外線による髪のダメージを防ぐ方法
- ヘア用の日焼け止めスプレーを使う
- 日傘や帽子を活用する
- ヘアオイルをつける
これらの方法を組み合わせることで、紫外線から髪を効果的に守れます。
少しの工夫で十分な紫外線対策ができるので、ぜひ試してみてくださいね。
ヘア用の日焼け止めスプレーを使う
外出前にまずしてほしいのが、髪のUVケアです。
肌と同じように、髪や頭皮にも日焼け止めを使いましょう。
髪には、ベタつかずヘアスタイルを崩さないスプレータイプがおすすめです。スプレーを使うときは、髪から約10センチ離して噴霧するとムラなく塗れます。
また、肌と同じように2〜3時間おきに塗り直すことで、日焼け止めの効果を持続させられます。
日傘や帽子を活用する
紫外線から髪を守るためには、物理的に紫外線を浴びないことが何よりも大切です。
外出時には、UVカット加工の帽子をかぶったり、日傘を使ったりして紫外線対策をしましょう。物理的に紫外線を遮断することで、髪だけでなく頭皮も守れます。
ただし、帽子の中が汗で蒸れると、かゆみや頭皮トラブルの原因になります。汗をかいたら、こまめに拭き取るようにしましょう。
◎車内や電車にいるときも紫外線に注意!
意外と見落としがちですが、車を運転しているときや電車で通勤しているときも、髪に紫外線が当たっています。外出時には、できるだけ帽子をかぶるように心がけましょう。
ヘアオイルをつける
ヘアオイルを使うことも、効果的な紫外線対策になります。
ヘアオイルをつけることで髪の表面に保護膜ができ、髪がコーティングされるので、紫外線や摩擦などのダメージから守る効果があります。
また、キューティクルは一度傷つくと、次の毛が生えてくるまで復活しません。そのため、ヘアオイルをつけることで、傷ついたキューティクルの代わりにもなります。
ヘアオイルには若干のUVカット効果がありますが、気になる方はUVカット成分が入ったヘアオイルを使うとよいでしょう。
紫外線ダメージを受けた髪のアフターケアも大切

どれだけ紫外線対策をしても、髪へのダメージを完全に防ぐのは難しいものです。だからこそ、外出後や髪が傷んだ日は、早めにアフターケアをしてダメージを軽減しましょう。
ここでは、簡単にできる3つのケア方法をご紹介します。
紫外線ダメージを受けた髪のアフターケア方法
- お風呂に入る前にブラッシングをする
- 低刺激のシャンプーで優しく洗う
- ヘアトリートメントで髪を保湿する
それぞれのケア方法について、詳しく説明していきます。
お風呂に入る前にブラッシングをする
紫外線をたくさん浴びた日は、お風呂に入る前にブラッシングで髪の絡まりをほどきましょう。これには3つの良い効果があります。
<お風呂前のブラッシングで得られる効果>
- 髪や頭皮についたホコリや花粉などの汚れを落としやすくする
- シャンプー時の頭皮の摩擦を減らせる
- 頭皮の血行が良くなり、日焼けで傷ついた髪や頭皮の回復を促進する
ブラッシングは、毛先→中頭部→後頭部の順で行うと効果的です。
低刺激のシャンプーで優しく洗う
紫外線でダメージを受けた髪は、キューティクルが剥がれやすく敏感な状態です。
刺激の強いシャンプーを使うと、さらに髪が傷んだり頭皮環境が悪化したりしてしまいます。そのため、低刺激タイプのシャンプーで優しく洗いましょう。
低刺激のシャンプーには、以下のようなものがあります。
- アミノ酸系シャンプー
- オーガニックシャンプー
- ノンシリコンシャンプー
また、髪を洗うときは次のことに気をつけましょう。
<髪を洗うときに気をつけること>
◎優しく洗う
ゴシゴシと髪同士をこすり合わせたり、頭皮をこすったりせず、優しく洗うようにしましょう。
◎ぬるめのお湯で洗う
熱すぎるお湯は頭皮を傷めて乾燥させます。36〜38℃くらいのぬるめのお湯で洗いましょう。
ヘアトリートメントで髪を保湿する
髪も肌と同じように、紫外線を浴びた後は乾燥しやすくなります。
そのため、保湿が最も大切です。シャンプー後は、ヘアトリートメントでしっかりと髪を保湿しましょう。
ヘアトリートメントは保湿効果の高いものを使うことで、紫外線でキューティクルが剥がれてしまった髪にうるおいを与えられます。
また、トリートメントは傷んだ髪を外側から保護してくれるので、ドライヤーの熱や摩擦などからのダメージを防ぐ効果も期待できます。
シャンプーの後は、傷んだ部分に重点的にトリートメントをなじませ、しばらく浸透させましょう。蒸しタオルで髪を包んで5分ほどなじませるのも効果的です。
髪の保湿には水素トリートメントがおすすめ

紫外線を浴びた髪のケアには、水素トリートメントがおすすめです。
水素トリートメントとは、水素と熱の力を利用し、髪質を改善するトリートメントです。
その特徴は、主に2つあります。
<水素トリートメントの特徴>
①髪の内部までしっかり浸透
水素はとても小さな分子なので、髪の内部まで浸透しやすいという特徴があります。これにより、乾燥してパサついた髪に深いうるおいを与え、しっとりとした美しい髪へと導きます。
②髪のダメージの原因「活性酸素」を取り除く
水素には強力な抗酸化作用があり、髪のダメージの原因となる活性酸素を効果的に取り除きます。シャンプーでは簡単に取り除けない活性酸素を、水素の力で髪の内部からケアし、ダメージの根本原因にアプローチします。
こうした特徴から、水素トリートメントは紫外線でダメージを受けた髪を内部から修復し、うるおいを与えるのに特に効果的です。
また、繰り返し使用することで髪が一層美しくなり、良い状態を保つことができます。
紫外線対策とアフターケアでパサつき知らずの髪へ

本記事では、紫外線が髪に与える影響やその予防方法、効果的なアフターケアについて解説しました。
髪は紫外線によるダメージを受けやすいですが、肌に比べてケアを忘れがちです。しかし、髪の紫外線対策をこまめに行うことが、1年を通してきれいな髪を保つための大きなポイントになります。
まずは、髪が日焼けしないようにしっかりと予防しましょう。そして、日焼けしてしまった場合は、早めのアフターケアを心がけてください。
予防とケアを続けることで、健康的できれいな髪を保てます。ぜひ、本記事で紹介した方法を毎日の習慣に取り入れてみてくださいね。